1960年代の集団就職の理由ってなに?当時の時代背景を分かりやす!!

    あなたは集団就職という言葉を知っていますか?おじいちゃん、おばあちゃんから聞いたこことある!って事あるって位かも知れません。

    『なんとなく聞いたことあるかな?』、『習ったことはあるけど詳しくは知らない』という人の方が多いのではないでしょうか?

    NHKの朝ドラ『ひよっこ』にも出てくる集団就職。この作品を見て改めて意味が気になる!ってあなた思ったかも知れません。

    約20年間続いたこの集団就職を解説していきます。

    集団就職ってどんなもの?

    主に東北、九州などの地方から大規模の就職のことです。戦後のこの時期はちょうど大量生産の時期に入り、製造業を中心に労働力を企業側は必要としていました。

    労働者側となる世帯としては、高校へ進学する余裕がない世帯がまだまだ多く存在し、子どもを積極的に就職させたいという考えがありました。このため企業・保護者(学校)のニーズがマッチした形で義務教育終了後、そのまま就職する流れができていきました。

    当時の製造の拠点は、まだ都会が多かったので人口の多い地方から人でを集めて形ですね。

    今は地方にも工場が大量に増えていますが、当時は交通の整備もできておらず資源が豊かな都会部が拠点になっていたからですね。

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    時代背景など詳しく!

    高度成長期では大都市圏では進学率の向上により、企業では人手不足に陥りました。それを解消するために地方の中学卒業者を積極的に雇うことで人手不足を解消する手段となりました。

    今では高卒で就職の流れはありますが、当時は少しでも労働力が欲しかった為、中卒での採用をしていました。

    この集団就職で上京した方達を【金の卵】と呼んでいた事もあります。

    参考:1964年の流行語【金の卵】の意味は?当時の労働条件は厳しかった?

    上記で詳しく書いています。

    この集団就職は、1954年頃から1975年までの約20年間続いていました。

    当時と今の就職事情の違いなどは?


    今の時代から考えると、中学を出てすぐに就職するのは考えられない時代ですよね。

    何か事情がない限り、高校は進学し多くの方は専門、大学へと進みます。

    ここで、当時の就職に関する時代背景を見て行きましょう。

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    1960年代

    ・当時は高度経済成長の真っ只中

    →多くの家庭は貧しい家庭が多かった。戦後のダメージもあり、日本は復興へと進み始めて時期です。

    ちなみにこの時1ドル=360円!しかも固定相場制!2017年4月現在の1ドル=110円。今じゃ考えられませんね!

    ・中学卒業者は『金の卵』ともてはやされて、主に東北、九州の地方者が続々と大都市圏へ就職をしに行っていた。

    ・特別な資格無しに就職ができた。資格、学歴よりも即戦力が必要とされていました。今で同じ条件だったら最高ですね。

    → 特別な技能を身につけることもできたが、多くの中学卒業者は工場、店員などの単純作業がメイン

    ・進学率の低さ 

    → 進学率10%未満。当時は義務教育を修了すると就職することが普通だった。

    現代の様に何でもあって仕事の種類も多様では無かったので、選択しが限られていました。

    仕事はあるとは言え、中学を出たばかりでいきなり都会に一人で行くわけです。精神的にも肉体的にも大変な時代でした。

    現在

    • 多くの企業が高卒以上もしくは大卒でなければ就職できない。
    • 中学卒業者を雇う企業はほぼない。 → パートですら高卒の条件がついている
    • 高卒、大卒条件に加え、資格保有者などの条件ある。
    • 進学率の上昇 → 2016年度56.8%

    大きな違いで言えば、日本経済の状況の違いが挙げられます。1960年代は言ってしまえば少し前の中国のような感じでした。

    今の時代は学歴が重要になっていますよね。大企業に至っては、目指す人も多いので学歴で入口を絞って選考しています。

    とにかく国全体が『日本のために頑張ろう!』、『豊かになりたい!』と一つの大きな目標のために動いていた時期です。その象徴が東京オリンピック1964でした。

    参考:東京オリンピック1964の経済効果はどれ位あった?日本の近代化の歴史!

    オリンピックをきっかけに、日本が国際舞台に返り咲いたと言えます。

    現在はあまり景気が良いとは言えませんが、安定した世の中になっています。『格差社会』と言われますが、1960年代の日本人に比べれば裕福な方だと言えます。

    実際に進学率(大学、短大、専門学校)にも表れています。

    1960年代では10%未満、2016年では56.8%と上昇しています。

    約半世紀もの開きがあるので、一概に全てを比較するのは難しいですが、1960年代の日本のように今現在の日本は貧しくはないと言えます。

    当時の方々が日本を盛り上げてくれたおかげで、今の生活があるわけですからね。感謝です。

    最後に

    いかがでしたか?正直今では考えられない時代ですね!当時の若年労働者たちが高度経済成長期の日本の礎となったことは間違いありません。

    今ではなかなかピンと来ないかもしれませんが、先人たちの功績により私たちの生活が成り立っているという事を忘れてはいけませんね!もし機会があったらあなたも調べてみてはいかがでしょうか。

    当時の時代背景も理解した上で、ドラマを見るとまた違った楽しめるはずなので是非と試してみてください!

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